「こんなにも素敵なパリ」 吉村葉子

こんなにも素敵なパリ

最近、吉村葉子さんの「こんなにも素敵なパリ」を読みました。

既に、3回~4回ほどパリを訪れていますが、
フランス人との接点はショップの店員さんやホテルのフロントというケースが殆なので、
フランス人の内面を知る事の出来る貴重な本でした。




本の始めの方で、彼らには年齢も立場も関係なく恋愛チャンスはいつでもどこにでもある、
と書かれていますが、ああ、なるほどと過去の経験と結びつき納得しました。

前々回パリを訪れた時に、45歳のKENZOの社員なる人に街でナンパされたのですが、
「妻も子供もいるよ」それが何か問題でも?
「君には彼氏がいるんだ」それが何か問題でも?
という不思議な顔をして、
口説く姿にかなり驚きましたが、
どんな状況下でも恋愛体質であるフランス人の習性を経験した貴重な経験でした。


フランス人はホビーについて、
とくとくと語り、それを聞いて周囲の人々の誰もが褒めるそうです。
作品の出来具合については全く別の次元で、
何か一生懸命に実行している事を評価するそうです。

パリに行ってふらっとバレエ教室に入ってレッスンを受けても、
嫌な感じは全くなく、先生も気持ちよく迎えてくれます。

フランス流で考えると、
わざわざパリまでやってきてバレエをやりたいほど好きなホビーなのだろう、
とみてもらっている気がします。


本の中ではフランス流ホームパーティや、
フランス流の気の配り方などについてよく書かれており、
フランス流を味わえる有意義な本でした。

【楽天の購入ページ】
こんなにも素敵なパリ
【Amazonの購入ページ】
こんなにも素敵なパリ

価格:¥ 1,575、出版社: 廣済堂出版 (2001/07)
出版年は少々古い本ですが、内容は今読んでも十分に面白い本です。
フランス好きな筆者の見方に凄く惹かれました。




What's new