2012年1月初め、久しぶりにパリに旅行に行ってきました。
ホテルは、Booking.comを利用して、オペラ座から徒歩圏にある「Hotel Choiseul Opera」を予約。
ホテルはツインで3泊、297ユーロと立地から考えても格安。
Booking.comはホテルの数、予約出来る部屋の種類が豊富で他のホテル予約サイトよりおすすめです。
私がヨーロッパのホテルを調べる時は、Booking.comか、エクスペディアが殆どです。
そこの口コミや写真を見てホテルを決めて、
「エクスペディア」とか日本の「楽天トラベル」とかで安い値段で販売されてないか、
他の部屋の写真はどうか、口コミも見て、それから3泊の予約を入れました。
古い部屋と新しいお部屋とがあるようでしたが、
運が良ければ新しい綺麗なお部屋、
運が悪ければ古い錆びれた部屋になるようでした。
古い部屋といっても写真から判断するとオペラ座から徒歩圏でこのぐらいであればと許容できそうな範囲なのでとそこに決定。
JTBなど旅行会社のツアーでも利用されているホテルのようだったので、
日本人が多く利用しているのならととりあえず安心して予約をしました。
ホテルに到着したら可愛い猫にお出迎えされました。
名前は「カリス」という子で、悠々と歩く姿は気品があり、パリジェンヌのようです。
受付スタッフは英語も話せますが、対応は機械的でイマイチ温かみにかける感じです。
部屋に荷物を運んでくれたムッシューはホラー映画に出てきそうな、
白衣を身に着け定年退職した生物学研究者のような容貌、
寡黙でひとの荷物や部屋をじーっと見渡しており正直ちょっと怖くて早く部屋を出て行って欲しかった・・・。。。
怖いのでチップを出す手もとまってしまって、しらないふりをしてしまいました。
あとで思い返すと、部屋をじろじろと見ていたので、多分部屋にネズミがいないかチェックしてたのかもしれません。
部屋は4階で、天窓があるけど、薄暗く天井が斜めで屋根裏部屋みたいでした。
陰気くさいお部屋なのでとりあえず荷物を置いた後さっさと観光に出かけて夜22時頃に部屋に帰宅。
荷物を置いてふっと一呼吸おいて日本から持ち込んだPCでネットを始めました。
そこで、妹が「ひゃーーーー!!!」っと悲鳴。
「お姉ちゃん、ネズミ!!!!!!!!!!!」
「小さな穴からネズミが出て部屋をうろうろ歩いてる!!!!」
妹の数百倍ネズミが嫌いな私はその言葉を聞いていちもくさんで部屋を飛び出してフロントへ!!
眼鏡をかけた初老のフロント係りに「部屋にねずみが出た」「最悪!!!」と話をしたところ、
パソコンを使って空き部屋を見て、空きがないか調べている様子。
ぱっと画面を見たところ全て埋まっている様子(><)あぁぁぁ
その後、パソコンを再起動し確認 x 5回ぐらい。
パソコンを再起動したところで空きがかわるわけはないだろうに。
満室なんだし・・・・。
そして誰かに電話をかけ始めました。
フランス語なのではっきりとはわからないけれどわかる単語を拾って類推すると、
「トラブルが起きた」
「部屋に空きはないのか?」
「あそこの部屋の修理はまだ終わっていないのか?」という事を訪ねていた様子。
どうやら電話の相手は修理は終わってなくて、部屋に空きもない、と答えていた様子。
そこで、
「今日はパソコンが壊れてるからだめだ、調べられない」
「また明日きて」
と言われる。
ネズミが大嫌いなので食い下がって「他のホテルを紹介して」と頼んだが、
両手を上げて「パソコン壊れてるから今日は無理」と。
パソコンが壊れている事と、知っているほかのホテルを紹介する事は別だろうと食い下がりたかったが、
やる気のないじいさんの相手をしている暇はないと部屋に引き返す。
部屋に戻ってから自分のパソコンで急いで新しいパリのホテルを探す。
パソコンを持参しておいて本当に良かった。
調べてみるとパリのホテルは★の数に関係なくねずみが出るところもあるという事がわかった。
綺麗な部屋、掃除が行き届いている部屋、ねずみが出ない部屋、、、
とりあえず、「受付の対応は悪いが掃除が行き届いている」と口コミの良い評価の部屋を発見。
フロントに行って、
「ネズミが大嫌いなので、耐えられないから新しいホテルに移ります」と訴える。
平然として「明日はまたホテルに帰ってくるのか?」
と聞かれたので、
「新しくて綺麗なお部屋を用意してもらえるのら戻ってきますが」
と伝えたが、
また両手を挙げられて「わからない」と言われてしまったので、
「2度と戻りません!さようなら!」
と伝えてこのホテルを去りました。
ねずみ嫌いの方は、「Hotel Choiseul Opera」要注意です。
オペラ座から数分程度の立地は最高の場所ですので、
ねずみが大丈夫であれば、観光にも出やすくとってもおすすめ出来るホテルですが。
ホテル出発間際にレセプショニストが猫を抱えて見送りをしてくれましたが、
お腹をさすりながら「ビッグマウス、ヒア」「ビッグマウス、ヒア」と微笑んでました。
はぁ気持ち悪い。。。(--;
妹は受付に走った私が猫を渡されて部屋に戻ってくるんじゃないかと真剣に考えていたそうです。
改めてこのホテルの口コミを細かく読み込んでみたら、
「ホテルの写真と現実が全然違う!」
「口コミなどに騙されるな!」
と怒っている人がいて、全くその通りでした。
(多分綺麗な部屋にあたった方の口コミはその通りなのだと思います)
多分旅行会社経由であれば信用問題で多少綺麗な部屋に入れてもらえた気がします。
個人申込みというのもあってああいう部屋が割り当てられてしまったのかもしれません。
ただ、個人の自由さで駄目なら他へさっさと移る事が出来ます。
ツアー申込だとこういう切り替えは出来なかったでしょう。
(添乗員付きならば対処してもらえそうですが)
ああ、恐ろしい、、、。
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