前回のパリ旅行は1日1回ぐらいのペースでトラブルに巻き込まれていましたが、
一番あせったのが、スタバで購入したばかりのiphoneを盗まれそうになった事。
もう何度かパリに行き、ある程度はスリにも抵抗が出来てきましたが、油断は禁物です。
Starbucks in Latin Quarter / StephenCarlile
フランス人が日本人が電車の中で寝ているのを見て、
「なんて安全な国なんだろう!」「電車で居眠りなんて信じられない!」と感動するそうですが、
たとえ街の中でカフェでお茶をしていても気が抜けない国から見るとびっくりってもんです。
妹と観光途中にオペラ座近くのスターバックスに入って、
妹に窓際付近の明るい場所の席とりをお願いして私はコーヒーを買いに。
買って席へ戻ろうとすると、妹がジプシーの子供たち7人ぐらいに囲まれています。
身なりも綺麗で貧しい感じではないのですが、妹に雑誌や新聞などを売りつけようとしていました。
妹が困った顔で「ノーノー」「ノン、ノン」とか細い声で言っていて、
日本語で怒鳴った方がいいんじゃねと思いつつ、
子供たちがその場から一斉に去ろうとしたので、
「大丈夫?何も盗られてない?」って聞いたら、
「あ!お姉ちゃんアイフォン、アイフォンがない!!!」
って、
どうやら数名に囲まれて新聞や雑誌を見せられ、
気をとられた隙に机の上に置いたアイフォンをとられちゃったようで、本当に一瞬の出来ごとでした。
私の胸あたりまでしかないちびっこをとりあえず一人も店から出してはならぬと思って、
スタバの扉をがっちりとふさぎました。
内心は手に持ってたコーヒーひっくりがえして私の服汚れたらどうしようとか、
両手のコーヒーのせいで私のカバンまでちびっ子にとられたらどうしようかとか、
刃物が出てきてお腹刺されたらどうしようかとか、
頭の中は2次災害の事を考えつつ、扉から出て行こうとする子供と押し問答。
そうこうしているうちに、
身長が170センチぐらい、髪はショートで爽やかなスタバのかっこいいパリジェンヌ店長がカウンターから飛び出してきて、
子供達にフランス語で
「xxxxxxxーーーーーーーーーー!!」「ZZZZ------------!!」
って叫んだら、
子供がアイフォンをすぐに返してくれました。
私だけだったら返してもらうところまで辿りついたかどうか、、、
超かっこいいパリジェンヌに助けてもらって、無事にことなきを得た事件でした。
私たちの隣に座って仕事をしていた老齢のムッシューが、
「あれはルーマニアからのジプシーだよ」
「かれらの上にはちゃんとボスがいて盗んだものを渡してお小遣いをもらうんだ」
「生活に困っているわけじゃないんだ」
と教えてくれました。
パリはたとえcafeの中でお茶をしていようとも油断は禁物なんだという事です。
こういう手口はよくあるそうで、相手の戦略をよく知っておくとそなえやすいかもしれません。
その後、盗難にあった物品は保険で戻るという事を知りました。
今まで、生命保険感覚で保険をかけてましたが、よく考えるとそうですよねf^^;
携行品の保険金を受け取るためには、盗難証明書が必要だそうで、
同じような目にあわれて盗まれたら最寄の警察署へ行き盗難証明書をもらいましょう!
そんな時の為に、
警察に行って作ってもらう書類についてとりまとめておきました。
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